木は「水分・空気・温度・栄養」の4条件が全て揃うと腐朽菌が繁殖しますが、湿度が高い状態が続かない限りは簡単に腐ることはありません。水を吸いやすい木口にも木材保護塗料を十分に塗装することにより、万全の腐食対策を行っています。また浴室などに十分な換気ができれば使用することも可能です。
「木製建具」は建具屋さんが制作するものですが「木製サッシ」は工場で製作し枠も含めた製品です。枠も含め制作するため優れた性能になっております。また「木製サッシ」は木製サッシの先進国であるヨーロッパから金物や気密材を輸入して制作しておりますので確かな製品としてお勧めです。
木は極めて熱を伝えにくい素材であるため(熱伝導率がアルミの約1/1800)、室内の冷暖房効率が上がり、光熱費の軽減が期待できます。また他の性能(気密・水密・耐風圧・遮音)においても非常に高い数値を持ち、建物全体の性能を上げ、健康で快適な暮らしに貢献します。
「木製サッシ+複層ガラス」は、製品全体としての断熱性能が極めて高い上、特に枠(木部)が結露することはありません。その結果、結露に起因する窓周辺の壁・床のシミや汚れ、およびそれに伴うカビの発生を抑えるため、アトビーやアレルギーの原因物質対策に大変有効とされています。
木製サッシは、使用時の省エネルギー性に優れているだけでなく、製作過程においても炭素放出量が少ない、高性能な工業製品です。計画的な樹木の育成・製材・製作・消費・廃棄までのトータルにおいて、木製サッシはじめ木製品の積極的な利用は、C02削減・自然環境保護に大きく貢献するものであるとされています。
立地条件にもよりますが、通常2~3年毎の外部面再塗装をお勧めしています。金物可動部分は、市販の潤滑剤を適宜ご使用ください。尚、設計段階での配慮(屋根・軒・庇を長めにする、室内側に寄せて取付け、濃い色調の塗装等)によって、外部面の耐候性をより高めることができます。
建物の種類によりネジの他、溶接での取付けもできます。木造(在来・2X4・ログハウス等)、RC、ALC、鉄骨等、あらゆる工法の建物に取付けが可能です。尚、取付方法や納り等につきましては、納まり参考図等お送り致しますのでお気軽にお問い合わせください。
部材自体の基本性能が高い「米ヒバ/複層ガラス/ドイツ製金物/木材保護塗料」を標準仕様としています。また全てカスタムメイド製作のため、サイズはミリ単位でのご注文が可能である他、国産地域材を使った製品等、ご要望の仕様にお応えすることができます。
ご注文数量にもよりますが、図面承認をいただいて45~60日を納期の目安としてください。(御見積から納品までを参照ください)また原則的な保証期間は納品後1年間、製品からの雨水浸入につきましては10年間です。
ヨ-ロッパの先進技術に日本の建築ニーズを融合させた、木製サッシ専門メーカーによるMade in JAPANの製品です。適正な含水率管理のための大型木材乾燥設備で管理された木材で作る高品質+高性能な木製サッシのトータルプロデュースを実現しています。また長年、木製サッシに携わってきた経験や知識をもって的確なアドバイスや納品後のメンテナンス等も含めお付き合いをしていきます。
木製サッシには様々な種類がありますが代表的な窓は長野県茅野市に弊社ショールームがあります。お近くに来られる際などお気軽にご予約ください。土曜日や日曜日、営業時間外でも都合が合えばご案内させて頂きます。
塗装については和信化学工業のガードラックを標準としています。再塗装する場合は木製保護塗料であれば上塗が可能です。クリアー系の塗装は顔料が含まれていませんので紫外線を通します。色が着いていない塗装よりも劣化が早く再塗装も困難ですので外部に面するところにはお勧めしません。